虫歯予防の大切さ
虫歯にならないための正しい知識と予防法
虫歯の原因は多くの場合、2つしかありません。それは、歯磨きが十分でないためか甘いものを摂る回数が多いためです。虫歯になってしまったということは、この2つのどちらか、または両方に問題があったということです。また、まだ虫歯になったことのないお子さまでも生活習慣などの変化によって、この2つのどちらかでも問題になると虫歯になってしまうかもしれません。ただ、日々の生活の中でこのような習慣を変えるのは大変なことです。原因を完全になくすことができないこともあります。現実的には、本サイトにてご紹介するような、各種予防法を行いながら無理のないペースで改善していくことをお勧めします。
歯の大切さ
一度虫歯になってしまうと、どんなに名人級の歯科医師が費用と技術を惜しみなく費やしたとしても、本来の健康な歯と同じになることはありません。また、虫歯や歯周病は、原因菌・生活習慣・治療状態などの要素が絡み合い、一度なってしまうとなかなか「負の連鎖」から抜け出せなくなります。このようなことから、私たち(また、ほとんどの歯科医師)は虫歯や歯周病にならないように、健康なうちからしっかり予防することが最も大切だと考えています。
子供の虫歯を予防するメリット
小さなお子さまのうちからしっかり虫歯予防することは以下のようなメリットがあります。
- 乳歯に虫歯がないと永久歯が虫歯になる確率が減ります。
- 乳歯を虫歯にしないことで、将来の歯並びが悪くなるのを防ぎます。
- 虫歯予防の一つの規則正しい食生活は、虫歯予防だけでなく健全な成長発育にとっても大変重要です。
- 小さなお子さまのうちからしっかりとした虫歯予防の習慣を身につけておくことは将来にわたり、虫歯だけではなく成人性の疾患である歯周病予防にも大変有効です。
- 虫歯予防のために歯科医院に行くことが、「恐い体験」になることはほとんどないため、生涯にわたる歯科医療との良好な関係構築の基礎ができます。
北欧式予防歯科
フィンランドをはじめ北欧諸国は、こどもの虫歯が少なくて有名です。 これは、本サイトでご紹介したような食生活・歯磨き習慣・フッ素・シーラント・キシリトールなどの予防を包括的に徹底している結果といわれています。 以前、北欧はヨーロッパ諸国に比べ虫歯が多く問題となっていました。 そこで国を挙げて虫歯予防に取り組んだ結果、世界的にも虫歯の少ない国になったといわれています。 ですから、私たち日本人でも、このような包括的な北欧式予防歯科を取り入れることで、効果的に虫歯予防ができると考えています。私たちキッズデンタルでは、このような総合的・系統的な虫歯予防を「北欧式予防歯科」と呼び、より多くのお子さま方に虫歯予防の大切さを広めていきたいと考えております。